アジア経営者連合会会報誌に掲載
概要
- 目 的:学術研究・教育機関との取り組み
- 実施日:2022年8月
- 方 法:会報誌への掲載
内容
世界コスプレサミットがアジア経営者連合会会報誌に掲載されました。
記事内容
株式会社WCS代表取締役
小栗徳丸氏
テヨンさん
韓国出身
高麗大学校工学部卒業
大阪大学大学院言語文化専攻
博士課程修了
2019年WCS入社
小栗徳丸社長とテヨンさん
今回のご紹介いただいたエースは、「漫画」「アニメ」「ゲーム」「特撮」のキャラクターに扮するコスプレの祭典『世界コスプレサミット(WORLDCOSPLAYSUMMIT)』を運営し、コスプレで世界をつなぐ株式会社WCSのテヨンさんです。WCSは2003年より名古屋で生まれ、19年には過去最多となる40の国・地域の代表が参加した一大イベントとなっています。(20年はコロナ禍でオンライン開催)
テヨンさんもかつて韓国代表として世界大会に出場し、日本への留学を機に外部スタッフとして運営に携わるようになり、19年に入社しました。テヨンさんは会社の最大の魅力は小栗社長とスタッフのマインドにあると言います。「外部スタッフとして働いていた時からWCSでは外国人として働く上で嫌なことが一つもありませんでした。小栗さんはオープンマインドで誰に対しても優しく、スタッフもオープンマインドの良い人たちが集まっていて、あらゆるアイデンティティーに対して偏見がなく尊重することが当たり前の文化なんです。とても格好良いと思いますし好きなところでもあります」(テヨンさん)。
小栗社長はテヨンさんに絶大な信頼を寄せています。「テヨンは非常にユニークで地頭が良いので卒業したらぜひ当社に
おいでと声を掛けていました。コスプレ業界に対する強い思いを持っていますし、クリエイターとして世界大会の出場経験もあって、何よりハートが強いですね。イペントをしていると現場でのトラブルはつきものですが、テヨンは常に冷静で最適な判断をしています。世界大会を運営する上では各国地域とのつながりが重要ですが、日本の中で外国人として冷静な目線でかかわってくれることが、テヨンが不可欠な理由です」(小栗社長)。
サブカルから世界ビジネスへテヨンさんが架け橋
テヨンさんは目下、8月7日(土)・8日(日)に開催が決定した『世界コスプレサミット2021』の開催に向けて、愛知県下で開催するイベントの準備や、世界の国・地域のオーガナイザーの取りまとめ、世界大会経験者組織『WCSアルムナイ』の運営といった多岐にわたる仕事をこなしています。イベントの壮大な熱量がテヨンさんを突き動かしているようです。「去年と今年の世界大会はオンラインですが、約80名の世界大会出場者を日本に招待して一緒にコスプレの祭典を創り上げる2週間は、死ぬほど大変ですが、名古屋の中に小さな地球ができている気分になります。その中に自分が参加していて感じるエネルギーは他では経験できないものだと思っています」(テヨンさん)。小栗社長はテヨンさんの今後の活躍にも大いに期待しています。「コスプレ業界は長い間サブカルチャー的位置付けでしたが、ここ何年かで国、行政、ナショナル企業の賛同を得て、やっと文化に昇華。ここから産業に発展させていく段階です。我々の資産を、約700名の『WCSアルムナイ』と各国・地域のオーガナイザーと考えたとき、テヨンが架け橋になってくれると期待しています」(小栗社長)。