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CSR・社会貢献

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なごや文化情報2016年1・2月号「いとしのサブカル」コーナーに寄稿

概要
  1. 目 的:地方創生・行政との取り組み
  2. 実施日:2015年12月
  3. 方 法:寄稿
  4. 場 所:名古屋市
内容

公益財団法人名古屋市文化振興事業団発行『なごや文化情報2016年1・2月号』の「いとしのサブカル」コーナーにて、弊社代表小栗徳丸が寄稿しました。
名古屋市内の各劇場・施設にて配布されました。

寄稿文章

いとしのサブカル
名古屋を「コスプレの聖地」に

世界コスプレサミットは名古屋で開催するコスプレをテーマにした国際イベントです。
毎年7月下旬から8月上旬にかけて開催し、今年(2016年)で14回目となります。
目玉イベントである「ワールドコスプレチャンピオンシップ」は世界中から各予選を勝ち抜いた2人1組の代表コスプレイヤー達が、日本のアニメ・マンガ・ゲーム・特撮のキャラ
クターの衣装を制作し、パフォーマンスや作品愛を競う大会で、昨年の開催時には26の国・地域から計52名の代表者達が名古屋に集結しました。
近年、「クールジャパン」という言葉が流行するほど、日本のポップカルチャーが世界中から注目を浴びていますが、それらが海外進出したのは最近ではありません。1963年にアメリカで放映された「鉄腕アトム」をきっかけに、その後ドラゴンボールやセーラームーンなど多くの日本コンテンツが翻訳・発信され、世界中のファンを獲得しました。
日本の作品は海外の作品と比べ、登場人物への感情移入がしやすく、大人でも楽しめる作品が多いことが、国境や世代を超えて多くの人たちから愛される理由だと思います。
またインターネットの発達から、より多くの若者たちが、日本のコンテンツに触れる機会が増えた事も「クールジャパン」ブームの大きな要因でしょう。現に日本のオタクコンテンツをテーマにしたイベントは世界中で年間1000を超える数と言われ、市場はますます
拡大しています。
世界コスプレサミットに出場する各国の代表者達は、開催期間における約10日間、日本を含めた多国籍の若者たちと国際交流をします。
初対面で言葉も通じない彼達ですが「好きな作品」や「コスプレイヤーである」というお互いの共通点から、ハイコンテクストなコミュニケーションで、すぐに仲良くなることが出来ます。
彼らは作品を通じて、好きなキャラクターの背景にある日本に憧れを持っています。
訪日経験や、日本語を堪能に話すことが出来る代表者もいます。
「LOVE JAPAN」の心を持っている事も彼らの共通点の一つであると言えるでしょう。
昨今、訪日観光客の増加などのニュースが飛び交っていますが、日本のポップカルチャーも訪日観光の大きな柱となっていくと思います。
実際にアニメの舞台となった名所を巡る聖地巡礼や、コスプレ体験などを旅行目的とする訪日観光客は特に若者が多いのです。
今後彼らがリピーターになる可能性は高く、様々な日本の魅力を自国で発信してくれるアンバサダーとしての役割を担います。
私は2020年のオリンピックイヤーを目標として、更なる日本の新文化の発信と「日本が大好きな外国人」を増やしていきたいと考えています。
フランスのカンヌが映画祭開催地として有名であるように、名古屋が世界コスプレ
サミット発祥の地として、世界中のコスプレイヤー達が「コスプレの聖地」として訪問し、年間を通じて楽しめる場所にしたいと思います。

参考資料:名古屋文化情報
URL:https://www.bunka758.or.jp/files/pdf/bunkajyoho201601-02.pdf
その他